楽しかったゴールデンウイークも終わってしまったと思ったとたん、今年は月曜日からのまるまる一週間の平日…
母もツライけど、子供も辛いですよね。
我が家では毎年恒例だったGW明けの行き渋り。
ところが今年は特に起きられない、行きたくないとダラダラすることもなく、中学生になった長男長女、小学校1年生の次女も元気に登校してくれました。
ここ数年の我が家の五月病対策(というか行き渋り対策でしょうか)をご紹介します。
■子供がGW明けに体調不良を訴える
■学校や幼稚園・保育園に行きたくないと泣く
■やけにイライラしたり、元気がない
こんな悩みの解決の一助になれたら嬉しいです!
そもそも五月病とは?
5月病とは正式名称ではなく、4月の終わりからGW明け頃に多く見られる倦怠感を主とする症状のことだそうです。
新学期が始まったばかりの頃は新しい環境に馴染もうと頑張っていた子供たちも、緊張の糸がぷつっと切れてしまうタイミングなんですね。
特にGWで生活リズムが乱れたりファストフードなどのジャンクな食事が続いたりすると、ココロだけでなくカラダの面からも不調になりやすい状況になってしまいます。
上手に抜け出せずに長引いたり、理解されずに無理やり登校させられることで不登校やうつ病になることもあるようです。
GW明けのお子さんが体調不良を訴えたり、なんとなく行きたくない様子を見せたり、やけにイライラしたり急に落ち込んだりとメンタルが不安定になっていたりした際は、ただの甘えだとか疲れているだけだと怒ったりせずに、しっかりケアすることが大切ですね。
五月病の抜け出し方
朝日をしっかり浴びる
特にGW中に生活リズムが乱れていた場合は朝の太陽をしっかり浴びることが大切です。
人間のカラダは朝に太陽を浴びることで幸せホルモンセロトニンを、夜になると睡眠ホルモンメラトニンを分泌させるサイクルが整います。
セロトニンはうつ病の改善にも役に立つと言われている幸福感を感じさせてくれるホルモンです。
朝日以外にも、軽い反復運動(腕を一定の調子で振るなど)で分泌されやすくなりますよ!
メラトニンは良質な睡眠に欠かせないホルモンですが、セロトニンと同じ材料で出来ているのでまずはセロトニンの分泌が先なんですよね。
朝しっかり目覚めて、夜ぐっすり眠る。
そんな当たり前の生活リズムを取り戻すことで、登校・登園のリズムも整ってきます。
どうしても朝起きられない場合は光目覚まし時計という選択肢もありますよ。
朝日と同じ照度の光でセロトニンの分泌を促すそうです。
マツコの知らない世界でも紹介されていたトトノエライトがおすすめですよ。
セロトニンを作ろう!
セロトニンとメラトニンが同じ材料から出来ていると話しましたが、それはトリプトファンというタンパク質です。
いくら睡眠をとってもジャンクなものばかり食べていてはトリプトファン以外にも栄養が足りずに元気が出なくなるのは当然ですよね。
五月病のときに特に取りたいセロトニンの材料になる食材はお肉や魚、卵、バナナ、ナッツ類、乳製品、レバーなどです。
もちろんこれらに偏ることなくいろいろな栄養を摂取することも大切ですよ。
またミネラル、特に鉄やマグネシウムも重要です。
我が家は手軽に摂取できるようにマグネシウムが豊富なぬちまーすという塩を使っています。
お米を炊くときにも小さじ1杯くらい入れると、これからの季節熱中症の予防にもなりますよ!
鉄に関しては、今、日本人のほとんどが鉄不足らしいです。
鉄・たんぱく不足を補える食事のレシピ盛りだくさんのこちらの本もおすすめです。なんとなく憂鬱、やる気や元気がでないというときは鉄・たんぱく不足になっていることが多いとか。
学校や園で辛いことは?
幼稚園や保育園のお子さんならおうちで過ごしたいという理由が多いかもしれませんが、学校や園で馴染めないなどツライ想いはしていないでしょうか?
4月になかなかお友達が出来なかったとか、新しいお友達としばらく会わないうちに距離感が掴めなくなっていたり…
先生との相性などもありますし、「行きたくない」は何かしらのSOSの可能性もあります。
ゆっくりと話す時間をとって、さりげなく学校や園の様子を窺ってみてくださいね。
五月病?不登校?我が家の体験談
最初に長男が小学校に行きたがらなくなったとき(2年生のGW明けでした)、幼稚園の頃から行き渋りのある子だったので、いつものことだと思っていました。
ところが6月7月になっても一日行ったら数日休む、といった調子。
「早退してもいいからとりあえず行ってみな」と無理やり行かせたり、思い切ってがっつり休ませてみたり、試行錯誤の日々でした。
そうしているうちに、休みたいときに「頭が痛い」などと体調不良を訴えるようになったんです。
このまま無理に行かせるのは良くないと、感じました。
それで良い意味で諦めがついたというか、子供の意思を見守ろうと覚悟を決めて、子供たちの選択を尊重することにしました。
2歳下の長女も幼稚園は大好きだったのに、小学校に上がってしばらくすると登校するのを嫌がるようになり、もう腹をくくるしかないかと(笑)
本人たちも、行きたいとか、行かなきゃという気持ちはあるし、行けば楽しく過ごしている様子なので、それでも登校直前に行けなくなるのは何か理由があるんだろう、と。
そのうち起立性調節障害というものを知り、そのきっかけともなった栄養療法を試すことで数年かけて改善してきました。セロトニンを出すための食事や、朝日を浴びる生活を維持するようにしたのもこのころです。
今では子供たちが自主的にサプリを飲むので(飲まない日が続くと不調を実感するらしい)やはり栄養不足だったのかな、と感じています。
何年も五月雨登校が続いていましたが、去年くらいからは本当に体調が悪いとき以外はほとんど行けるようになっていますよ!
経験上、栄養と朝日はホントに大切!(笑)
そして出来ることなら少しの運動ですね。
栄養療法、藤川先生のうつ消しごはんは取り入れやすいメニューでおすすめです。
しばらく休んでも、気にしない
子供が急に学校に行き渋るようになると本当に心配になりますよね。
このまま不登校になっちゃうんじゃないか、将来就職できなかったらどうしよう…とか。無理やり行かせて、鬱になったりしたらどうしよう…とか。
でも長い人生、少しくらい寄り道したっていいじゃないですか。
この時代、学校に行かなくても学ぶ方法はいくらでもありますし、学校に行っていない子供だってお金を稼ぐくらいです。(心配でたくさん調べました・笑)
我が家の長男はいつの間にか動画編集やら出来るようになっていたので、「将来それを仕事にすることも出来るよ!」などといろいろな可能性を知らせるようにしています。
お母さんも大らかでいられるように、悩みすぎずに食事と睡眠をしっかり摂って、セロトニンを分泌してくださいね。
きっとお子さんも心配されるよりも、適度に様子を見つつ、母が楽しそうに過ごしていた方が明るい気持ちを取り戻せると思いますよ!
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