先日クラウドワークスで応募した企業からのテストライティングで、とある記事を100文字で要約するという課題がありました。
これがなかなか難しくて面白い。
特に私は普通に書いていると記事が長くなる傾向にあるので文字数を抑える良いトレーニングになると思いました。
調べてみると『100字要約』というのは読解力や文章力を上げるために結構メジャーな練習法のようですね。
中学高校の授業や新聞社等の新入社員研修などでも活用されているとか。
そこで今回はWEBライティング向けに100字要約のやり方やポイント、練習方法をまとめてみました。
・無駄を削ぎ落して引き締まった文章を書きたい方
・執筆時間を短縮させて時間単価を上げたい方
・語彙を増やしたい方
・読書の効率を上げたい方
こんな方は一緒に100字要約の習慣付けにトライしてみませんか。
100字要約とは?メリット
つまり記事や書籍など文章の要点を100文字にまとめることを『100字要約』といいます。
要点(文章の主要な部分)をまとめるためにはその内容を理解する必要があり、また要約の文字数を制限することで本当に重要なポイントだけをピックアップしなければなりません。
そのことから理解力や文章力を鍛えるのに適していると言われています。
さらにライターとしては、出てくる言葉を短く言い換えるため語彙が増える、言い回しで文字数をコントロールするテクニックが身につくという利点もあります。
・語彙が増えて多彩な表現方法が身に付く
・読解力が身につくのでリサーチの時間が短縮、読書の効率もUP
・執筆時間を短縮できるのでライティングの時間単価が上がる
WEBライティング向け100字要約のやり方とポイント
100字要約にもいろいろありまして、問題集などによって元の文章で出てくる順番を変えちゃダメ!とか、100字ピッタリで!などのルールがあります。
ですがまぁここはWEBライティング(リライト)の練習を兼ねてということで、元の文章での順番は気にせず、でも文字数は100字ピタリでいきましょうか。
他にマイルールを盛り込みたい方はご自由にどうぞ☆
対象となる文章はなんでも良いですが、最初はネットニュースやコラム記事などがやりやすいと思います。
とはいえリサーチの際にヒットしたサイトでも良いですし、知恵袋などから質問とベストアンサーを100文字でまとめる、というのも面白いですね。
WEBライティング版:100字要約のやり方
①文章を読んで、その「主張」の部分を探してコピペしていきます。
ニュースなら「出来事」、WEBサイトなら「狙っているキーワード」など「小見出し」「文中で言い替えながらも何度も出てくるセンテンス」に注目すると良いでしょう。
②その根拠となる部分を探してコピペします。
いわゆるPREP法のP(Point)とR(Reason)ですね。もちろんそれ以外の表現方法もたくさんありますので、そのあたりは文章を読みながら該当する部分を探してください。
③コピペで集めた文章の中から特に重要な部分をピックアップし、言葉を言い換えたりしながら100文字程度で理解できる文章に組み替えます。
④100文字ピッタリになるように表現や言い回しを調節し、実際に読んでみて不自然じゃないか確認します。
ブロガーさんなら「メタディスクリプション」を書くイメージでも面白いかもしれません。
伝えたいことを要約しつつ、記事を読んで(クリックして)もらえるように興味を持たせる…私の苦手な部分です(笑)
WEBライティング版:100字要約のポイント
最初のコピペの段階では、あまり細かいことを気にせずに大事そうな部分をザクザク切り取りましょう。
同じようなことを何度も表現していればそこは大切な部分ですので重複を気にせず全部コピペするのがポイントです。
コピペした文章を並べて眺めるとライターさんの主張が見えてくることもありますし、まったく見えなければコピペする部分が見当違いか多すぎるか少なすぎるのどれかだと思います(笑)
一番大切な主張を見つけたら、その根拠や理由を説明している部分を探します。コピペした文章になければ元の文章に戻りましょう。
途中で重要そうに説明したり例を出していても、主張の根拠でなければ不要です。
とはいえPREP法でいうなら例や権威付けは理由を説明するために出すものですから、例で説明していることを現している言葉が近くにあると思われます。
ライティング技法を考えながら読んでいくと比較的スムーズに結論(主張)と理由(根拠)は見つかるので、どんな技法で表現しているのかを最初に読み解くと見つけやすいですよ。
100字要約の練習方法
特におすすめなのはニュースサイトです。
例えば毎日ランキング10位のニュースを100文字で要約するなど、ジャンルは毎回なるべく違うものにすると知識の幅が広がり語彙が増えて良いですね。
自分で選ぶと好きなジャンルになりがちなので機械的に〇位の記事!と決めてしまうのがおすすめです。
短い記事や内容の薄い記事であれば100文字ではなく50文字で要約するなどアレンジしてもよいでしょう。
ニュースの記事ならそんなに長くないものが多いので、10~30分以内など時間制限を設けると時間感覚も身について速記の練習にもなります。
時間をオーバーしてしまったらその日はおしまい!
普段は10分で、時間のある日やしっかり取り組みたい日は30分、など。
毎日は難しくても、出来る範囲で取り入れることで記事を書くスピードやリサーチの時間が短縮していることを実感できますよ。
100字要約をライティングに活かすコツ
100字要約は他人の書いた文章を意識的に読む必要があり、コツを掴めばライティングテクニックを磨くツールになります。
この書き方だと意図が伝わりにくいんだなとか、これは主張だけが前に出すぎて共感できない(説得力がない)なといったことに気付けたり。
反対に素敵な文章から良い点を学んだり、自分のライティングに活かせる部分はどんどん活かしていきましょう。
普通に読むと言い回しや表現方法に目が行ってしまいがちですが、内容を理解するという意図を持って読むことでライターさんの表現上の細やかな配慮が見えたりしますよ。
書く際にも、ただ要約するだけではなく目的意識を持った文を書く練習にすることもできます。
100文字で内容を分かりやすく伝えるとか、興味を持ってもらえるようにとか。
アフィリをしている人ならこの主張にはこの商品が売れるかな、と売りたい商品に繋がるセールスライティングに挑戦してみたり。
もちろん元の文章を要約することが第一目的ですが、それにプラスアルファの意図を持った要約文を意識してみると、ライティングの上達に繋がりやすいですよ。
100字要約を習慣にしてWEBライティングの時間単価をUPさせよう!
100字要約の訓練で他サイトのリサーチ時間や書く時間が短縮できれば、同じ記事単価・文字単価の仕事でも時間単価(時給)が変わってきます。
読解力や文章力は普段の生活にも役に立ちますし、まずは一度でも良いので試してみてください。
何度か練習すれば、記事を書く際のスピードが上がってくるのを実感できるでしょう。
1回10分程度を目安にすればライティングに入る前のちょっとしたウォーミングアップになりますね!
記事の単価を上げることが難しいなら、まずは自分のスキルアップから!
時間単価をUPさせてライターとしての実績を増やしていきましょうね(^^)
…え?私ですか?
約3000文字のこの記事を書くのに5~6時間かかってますが、何か?
(元々記事書くの遅いんです…)
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